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甲山の形の秘密 |
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甲山は、どこから見てもおわんをふせたような形をしており、20年ほど前までは雲仙普賢岳や昭和新山のような、ねばりけの強い溶岩でできていたと考えられていました。(トロイデ型といいます)。ところが、研究が進むにつれてそれがまちがいであったことがわかってきました。ひとつは甲山を作っている岩石が、トロイデ型の特徴である、流紋岩ではなく安山岩であること、もしもできた当時、おわん形であったとしても、噴火は何万年も昔のことです。現在では風化や侵食でずいぶん形が変わっているであろうと予想されることなどが、その理由としてあげられています。
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甲山(兵庫) |

昭和新山(北海道) |

雲仙普賢岳(長崎) |
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