六．わたしたちの県～工業のさかんな姫路市～　

おもしろ資料がいっぱい

どうして姫路っていうのでしょう？	姫路城は世界(せかい)文化(ぶんか)遺産(いさん)です
これはなにかな？	屋台(やたい)方式(ほうしき)って？
去年(きょねん)のそうめんの方が高いの？

わたしたちの県
～工業のさかんな姫路市～　関連ＨＰ

○姫路市ホームページ　　http://www.city.himeji.hyogo.jp/
○姫路城大図鑑　　http://www.city.himeji.hyogo.jp/guide/castle/index.html 姫路城について詳しく書かれたホームページです。
○揖保の糸（いぼのいと）ホームページ　　http://www.ibonoito.or.jp/

工業のさかんな姫路市　　　　　おもしろ資料がいっぱい

「姫路」の名前は，「播磨国風土記（はりまのくにのふどき）」というむかしの本に出てくる『日女道丘（ひめじおか）』からきています。神代(かみよ)の昔（神さまがすんでいたおおむかし），大汝命（おおなむちのみこと）は，その子ども火明命（ほあかりのみこと）があまりにらんぼうものなので，海に出たときに，すててしまおうと島に置(お)きざりにして船を出しました。ところが，船が出ていくのに気づいた火明命は大変(たいへん)おこって，風や波(なみ)を起(お)こして船をなんぱさせてしまいました。
　その時，船のつみになどが流(なが)れ着(つ)いた場所に「船丘(おか)」「犬丘」「筥(はこ)丘」「琴(こと)丘」など１４丘の名が付けられましたが，その一つ，蚕子（ひめこ）の流れ着いたところが「日女道丘（ひめじおか）」で，今の姫路城(じょう)のある「姫山(ひめやま)」であるとされています。「蚕子（ひめこ）」は，古い言葉で「ひめじ」といいました。
　地名としての「姫路」という呼(よ)び方は，江戸(えど)時代(じだい)の初(はじ)め，池田輝政（いけだてるまさ）が姫路城を築(きず)いたとき，城(じょう)下町(かまち)をせいびしたときの記録(きろく)に見られます。

世界遺産でもある姫路城について，色々調べてみましょう。
　姫路城は，またの名前を白鷺（しらさぎ）城っていいます。
　兵庫県で一番大きなお城です。西宮にも越水（こしみず）城がありましたが，姫路城ほど大きくはありませんでした。
　どうして白鷺城っていうのかな？
　いつできたのかな？
　どんなふうになっているのかな？
　どんな伝説(でんせつ)があるのかな？
　ホームページで調べることができます。

　ここをクリックしてね

これは自動(じどう)販売機(はんばいき)ですが，ジュースを売(う)っているわけではありません。何(なに)を売っているかって？これは，しょうゆの自動販売機なのです。
唱歌(しょうか)「赤とんぼ」の里(さと)として知(し)られる竜野(たつの)市は，うすくちしょうゆのできたところとして有名(ゆうめい)です。しょうゆには，うすくちとこいくちがありますが，そのちがいについても調べるとおもしろいですね。
　西宮の酒造(づく)りと比(くら)べてみるのもいいですね。
　原料(げんりょう)や工程(こうてい)，道具(どうぐ)などよく似(に)たものがたくさん見つかりますよ。

この写真(しゃしん)は，グローリー工業(こうぎょう)という姫路にある工場で組立(くみたて)をしている写真です。みなさんがイメージする工場の作業(さぎょう)は，ベルトコンベアーなどで製品(せいひん)が次々(つぎつぎ)に流(なが)れてくるような流れ作業でしょうか。
　この工場では，１人が責任(せきにん)を持(も)って製品のブロックをほぼ１人で作り上げる方式で機械(きかい)を作っています。屋台でたこ焼(や)きなどを売(う)っているみたいでしょう。このやり方を屋台方式と言います。多くの種類(しゅるい)の品物(しなもの)を少しずつ作るときは，この写真のようなやり方がいいそうです。
　部品(ぶひん)の置(お)き場所や在庫(ざいこ)の調整(ちょうせい)がしやすかったり，１人で最初(さいしょ)から最後(さいご)まで責任を持って作るので，働(はたら)く人のやる気が出てきたりという効果(こうか)があります。

「いぼのいと」というのは，そうめんの商品名(しょうひんめい)。みんなも夏になったらつめたいそうめんを食べますよね。えっ，あったかいつゆのにゅうめんのほうが好(す)きだって。
　○○商店(しょうてん)や◇◇屋(や)でつくられても「揖保（いぼ）の糸」兵庫県手延素麺（てのべそうめん）共同(きょうどう)組合(くみあい)に所属(しょぞく)して，同じ製法(せいほう)でつくられたものを「揖保の糸」っていいます。ところがこのそうめん，１年ねかせたそうめんを「古（ひね）」と言って高級品(こうきゅうひん)なのです。
　そう，去年のそうめんの方がねだんが高いのです！
　他(ほか)にも，色々な種類(しゅるい)や等級(とうきゅう)があります。
　そうめん作りの歴史(れきし)や工程(こうてい)と一緒(いっしょ)に調べてみましょう。