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| ご意見 |
| このページでは， 皆さんが日頃 使われている， 副読本「わたしたちの西宮」がどんなふうにできていったのか，その 歴史を追ってみました。もしかしたら，おとうさん，おかあさん，おじいさん，おばあさんが使った本があるかもしれませんね。また， 作ってくださった先生方も，たいへんなご 苦労があったことと思います。 |
| 副読本ができる前は・・・ 昭和２６年（１９５１年） 学習指導要領社会科試案がだされる。 学習指導要領といって小学校の社会科でどれだけのことをどう 教えたらいいか，そのもとになるものが国によって作られました。そのときは，まだ，「 試案＝仮に 決めたもの」でした。 |
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| 学習資料「西宮」ができた！ 昭和２９年 国は，昭和２６年（１９５１年）７月， 正式な 学習 指導 要領が出され，西宮市でもその学習指導要領にもとづいて，西宮の小学校の社会科をどう 教えるか，話し合いがもたれ，西宮としての 試案（社会科 作業 単元 基底 試案）をつくりました。昭和２８年（１９５３年）には，その 改訂（つくりかえること）が行われました。でもその本だけでは，「まだまだ 十分じゃない」と「単元基底試案」にもとづく学習 資料として，昭和２９年（１９５４年）３月２５日 学習資料「西宮」が作られました。市内小学校の１６名の先生がその資料作成にあたってくださいました。 これが「わたしたちの西宮」の基になっています。 |
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| 副読本「西宮のくらし」ができた！ 昭和３４年 昭和３４年４月１日 初版（Ａ５ １７１ページ） 昭和３０年（１９５５年）に小学校 学習 指導 要領が作り 直され，３年後の昭和３３年より 実際に使われるようになりました。西宮市では，それに合わせて副読本「西宮のくらし」を作りました。昔は，「わたしたちの西宮」ではなかったんですね。 「小学校３年生の社会科を， 効果的に進めるためには，指導要領のねらいからみても，どうしても，この『西宮のくらし』のような内容をもつ，副読本的なもの −児童に 適した 内容も 豊富でしかも新しい内容のもの− が 必要であろう。」（昭和３６年 改訂の言葉より） |
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昭和３４年の
副読本をのぞいてみよう！ 左の 写真は， 道路を 舗装しているようすです。 当時は，まだほとんど土の道で，今のようにアスファルトでおおわれていませんでした。でこぼこ道は当たり前で，雨が 降るとぬかるんでぐちゃぐちゃになりました。 下の写真は， 香櫨園浜で「じゃこ」を 干しているようすです。海は，もちろん 泳げましたし，魚もたくさんとれました。 浜べでは，こんな 風景は当たり前でした。 商店街の多い 町方と 漁業中心のくらしをする 浜方がありました。 |
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| 一部 作り
直す 昭和３６年 昭和３６年（１９６１年）５月１日，「西宮のくらし」の一部（３３ページ）を作り 直しました。 当時の副読本には，「このたびは，とりあえず， 急場に 応ずる 為の 最小限 必要な 統計的数字， 図表，ことば，などの一部 改訂を 試みるに 止めた。」とあります。  すこしだけ表紙が変わっているね |
下の文は，昭和３６年の本の中の１ページです。
写真を見てもずいぶん違いますね。また本文を読むとＪＲのことを
国鉄と言っていたようです。また
阪神の西宮駅や
甲子
園
口駅前には，
映画館もあったようです。 |
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表紙が
変わった！ 昭和３８年 昭和３８年（１９６３年）１月５日には１４７ページに 及ぶ 郷土 学習「 西宮」 資料集」第１集がつくられました。 また昭和３８年１１月３日西宮市は，「 文教 住宅 都市 宣言」を出しました。 左が，３８年の 副読本。今までのものより少し大きくなって（Ｂ５ 版） 登場しました。この 表紙は昭和４１年まで使われました。昭和４０年（１９６５年）には，２０５ページになりました。 昭和３９年３月３１日 には， スライド「西宮のくらし」（１２０ 枚）と 解説書もつくられました。 |
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昭和４１年の
副読本には，できたばかりの
浜
甲子園
団地の
写真がのっています。浜甲子園団地は，昭和３６年もとアメリカ
軍のキャンプ地
跡に
建設が
始められ，昭和３９年に
完成した団地です。 「なるおのはまべの広い草はらも，昭和３８年には，こうえん・ゆうえんち・学校などのせつびのととのった，すばらしいじゅうたくのまちに，生まれかわりました。てっきんコンクリートづくりの家が，きそくただしくたちならぶ，このじゅうたくのまちは， 文教社 住宅 都市のほこりとなっています。」と書かれています。 |
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左の絵地図は，昭和４１年の
副読本にのっている山口町
船坂の絵地図です。もちろん今とは
全然ちがいます。 「かんてん工場」の文字が見えます。 今と 比べてみるとおもしろいですね。 |
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表紙がかわった！ 昭和４２年 左は昭和４２年（１９６７年） 発行のもの。１７０ページでした。この 表紙で，昭和４５年（１９７０年）まで使われます。 昭和４３年（１９６８年）新しい小学校学習 指導 要領が 発表され，昭和４６年から使うことが決められました。 昭和４５年（１９７０年）には， 巻末に 年表がつきました。昭和４６年（１９７１年）には，先に発表された 学習 指導 要領にあわせて 副読本が作り 直されました。そのときの本が左の本で１８２ページありました。 |
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この
写真は，昭和４２年の
副読本にのっている写真で，
害虫をやっつけるためにくすりをまいている写真です。
当時は，ハエやカがすごく多くて
苦労しました。 副読本には， 「日曜日の朝，どの家の人も，道路や下水のそうじを，みんなでしています。 こども会の友だちも， 公園や，ゆうえん地のそうじをしています。また，お金を出し合って，月に１回，ハエやカをころすくすりをまいています。」 と書かれています。 |
| 表紙が
変わった！ 昭和４６年（１９７１年） 右の文は，昭和４６年（１９７１年）の 副 読 本です。 大屋町でやさいを洗っている 写真が 載っています。広い畑も今では，めずらしいですね。 下の写真は，道路で遊ぶ子どもたち。 道路に絵を 描いて遊んでいます。   |
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本文がカラーに！ 昭和５０年（１９７５年） 昭和５０年（１９７５年）「西宮のくらし」が作り 直されました。今回は，本の大きさが少し小さくなりました。 （Ａ５ 版）９８ページです。 内容的にも大きな 改訂となった今回は，なんと 本文がカラー 刷りになりました。この本は，昭和５１年，昭和５２年と使われました。 そのときのカラーページが下の図です。カラーと言っても 多色刷りといった感じです。 <農業だけをいとなんでいる家が昭和３０年（１９５５年）には７００ 軒もあったのに昭和４８年（１９７３年）には，１５０軒ほどになっています。 |
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昭和５２年（１９７７年）小学校学習
指導
要領が作り
直され，昭和５５年（１９８０年）より使われることになりました。 それにあわせて， 副読本の方は， 昭和５４年に 変化のあったところだけ ３５ページ分を 別冊として 追加しました。（ 写真下）  |
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カラフルな 表紙になりました 昭和５５年 翌年，昭和５５年（１９８０年）新しい 指導 要領に合わせて 副読本を 全面的に 見直したのが左の副読本です。 |
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昭和５６年 改訂 ３・４年分冊になる ３年８８ページ ４年５６ページ 昭和５６年（１９８１年）には３年生の 副 読 本と４年生の副読本が分かれて１冊ずつになりました。 そのときは，Ａ５ 版 ３年生８８ページ，４年生５６ページ。毎年だいたいこの形で発行されてきました。平成３年（１９９１年）まで１０年間くらいこの 表紙で勉強してきました。 |
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表紙がかわって大きくなった 平成４年 ３年９８ページ ４年５６ページ 平成 元年（１９８９年）小学校学習 指導 要領がつくりなおされ，平成４年（１９９２年）から「わたしたちの西宮」もそれにあわせて作り 直されました。それが左の２つの 新表紙のものです。ページ数は，３年９８ページ ４年５６ページです。中は，大きさが少し大きくなり（Ｂ５ 版），本文横にスペースができました。 |
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３年生と４年生の本が合体して１冊になった 平成１０年 平成１０年（１９９８年）小学校学習 指導 要領が作り 直され，平成１４年（２００２年）からそれに合わせて 指導されるようになりました。 「わたしたちの西宮」もそれにあわせて作り 直されました。 今まで３年・４年と分かれていた「わたしたちの西宮」は１ 冊の本になって，「わたしたちの西宮 ３・４年」という題の本になりました。 この本の 題字を書いてくださったのは，市長の 山田 知市長です。この形で 表紙の色が 変わった年がありますが，平成１８年（２００６年）までこの本を使いました。 |
平成１９年度 全面改定２年がかりで取り組んできた 改定作業が 終わり，新しい 副 読 本が 完成しました。新しい副読本は，Ａ４ 版の 大判になり， 写真や 資料が見やすくなりました。 見開き 単位で 校正し 直されるとともに， 各章にはとびらが作られました。絵や写真も新しいものに 差し 替えられました。 |
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副読本ができる前は・・
表紙が変わった 1967年