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3.どのように単元を流すか@ 5 「大地をさぐる」 |
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【単元導入 大地をさぐる P.2〜5 2時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
活動 |
化石についての話し合い |
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課題 |
『化石について調べてみよう』 |
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活動 |
○話し合い |
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○資料調べ |
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評価規準 |
関心@ |
大地やその中に含まれる化石などに興味を持ち、調べようとする |
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技能@ |
資料を使うなどして、台地やその中に含まれる化石などを調べる事ができる。 |
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学習(まとめ)のポイント |
○ |
化石が、大地にうまっているのはなぜだろう。 |
○ |
大地は、どのようにしてできたのだろう。 |
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・ |
漠然と化石についての調べ学習をすると、本単元の課題からはずれる。「化石」をきっかけに「地層」に、意識を持っていく。 |
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・ |
「化石の見つけ方」など、地層につながるテーマの設定が望まれる。 |
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コラム |
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2006年8月7日兵庫県丹波市(篠山層郡)で恐竜の化石が発見されました。 |
(推定1.2億年〜1.4億年前)竜脚類の中のティタノサウルス類の化石の可能性が高いと考えられています。2007年には同層から小型脊椎動物化石も多数発見された。これら白亜紀前期の脊椎動物化石は、世界的にも例が少なく、各動物群の進化の過程を解明するうえで非常に貴重な標本です。(平成22年時点) |
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【第1次@ 地層ができるわけ@ P.6〜7 2時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
課題 |
『地層は、どのようにしてできたのだろうか。』 |
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活動 |
○話し合い→仮説 |
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○実験1 |
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○話し合い |
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評価規準 |
思考@ |
大地の様子やその構成物と川原の様子や堆積実験とを関連づけて地層のでき方を推論する事ができる。 |
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思考A |
堆積実験で、土のつもり方を調べることができる。 |
学習(まとめ)のポイント |
○ |
流れる水のはたらきによって、層を作って土がつもり、「地層」ができる。 |
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・ |
崖などで見られるしま模様を「地層」ということを知らせる。 |
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・ |
5年生の「流れる水のはたらき」の学習を想起させる。 |
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・ |
地層の石と川原の石の資料(できれば実物、なければ写真)を提示する。 |
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・ |
映像資料があれば、利用してもよい。 |
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【第1次A 地層ができるわけ P.8〜9 2時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
課題 |
『地層に見られる岩石や火山灰を観察しよう』 |
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活動 |
○観察(堆積岩)→話し合い |
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○観察(火山灰)→話し合い |
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評価規準 |
知識@ |
地層は、流れる水や火山の噴火によってでき、地層が固まって岩石になったものがあることがわかる。 |
学習(まとめ)のポイント |
○ |
地層は、流れる水のはたらきや火山の噴火によってできる。 |
○ |
地層には、長い年月の間に固まって、岩石になったものがある。≪れき岩・砂岩・でい岩≫ |
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・ |
導入で、前時の実験結果や映像資料で、地層のでき方を復習する。 |
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・ |
実物標本の観察。 |
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・ |
虫眼鏡や顕微鏡の利用。 |
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・ |
岩石標本は、数が多い方がよい。(同じ砂岩でも、色や粒の大きさに違いがあるため) |
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・ |
岩石観察のポイント |
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色、模様、粒の形 |
粒の大きさ、手触り、硬さ |
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・ |
映像資料を利用して、長い年月をかけて岩石に変化していったことをとらえられるように工夫する。 |
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【第2次@ わたしたちが住む地面の下@ P.10〜13 3時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
課題 |
『わたしたちが住む地面の下も、地層になっているのだろうか』 |
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活動 |
○話し合い(予想) |
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○観察 |
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評価規準 |
思考A |
地層のようすと大地の構成物とを関連づけて、地層の広がりを推論することができる。 |
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技能B |
野外観察(資料)をもとに、地層の様子を調べ、記録することができる。 |
学習(まとめ)のポイント |
○ |
同じ層が、地域の地面の下でつながっている。 |
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【他の課題例】 |
「しま模様になっているがけの奥はどうなっているだろう」 |
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・ 観察の方法(例) |
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野外観察 |
ボーリング試料 |
映像資料 |
地層模型 |
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【第2次A わたしたちが住む地面の下A P.14〜16 2時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
活動 |
○これまでの学習の整理 |
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課題 |
『水底に積もった地層が、陸上で見られるのはどうしてだろうか』 |
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活動 |
○話し合い |
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評価規準 |
知識A |
地層は、礫、砂、粘土、火山灰、及び岩石からできており、層をつくって広がっていることがわかる。 |
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思想B |
陸上に現れた地層は、長い年月をかけて、流れる水のはたらきで削られ、土砂が運ばれて積もり、また、地層ができると考えることができる。 |
学習(まとめ)のポイント |
○ |
海底でできた大地は押し上げられ陸上に現れる。 |
○ |
流れる水のはたらきで削られ、新たな地層をつくる。 |
○ |
長い年月をかけて、大地は変化している。 |
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・ |
導入(前半)で、これまでの学習の確認をする。 |
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≪地層のでき方・地層の構造物・地層の広がり≫ |
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・ |
自由な発想の後、資料を提示する。 |
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大地の隆起モデル |
映像資料 |
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4.どのように単元を流すかA 5 「大地の変化」 |
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【単元導入 大地の変化 P.18〜19 1時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
課題 |
『火山活動と地震について学習していこう』 |
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活動 |
○話し合い→調べ学習の計画 |
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評価規準 |
関心@ |
大地の変化に興味を持ち、火山活動による変化か地震による変化かを選んで学習しようとする。 |
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・ |
火山活動と地震についての映像を提示し、関心を高める。 |
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・ |
本日、紹介する「火山の実験」をしても良い。 |
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【第1次@ 火山活動(地震)による変化@ P.20〜27 3時間】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
課題 |
『今までに起こった火山活動と地震では、大地にどんな変化が見られたのだろう』 |
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活動 |
○話し合い→調べ学習の計画 |
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○調べ学習 |
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評価規準 |
思考@ |
火山活動と地震によって大地が変化してきたことや、火山活動と地震は将来にも起こり、生活に影響を及ぼす可能性があると考える事ができる。 |
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技能@ |
火山と地震に関する資料などを活用して、火山活動と地震による大地の変化や災害を調べることができる。 |
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・ |
火山活動と地震によってどんなことが起こるか想起させる。 |
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・ |
テーマ設定と調べ方をはっきりさせる。 |
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・ |
時間短縮のためには、インターネットのサイトや書籍や映像資料を集めておく。 |
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【第1次A 火山活動(地震)による変化A P.23 1時間+α】 |
課題、活動、まとめ など |
留意点 など |
課題 |
『火山活動と地震』について、調べたことをまとめて発表しよう。 |
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活動 |
○発表 |
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○話し合い(感想交流) |
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評価規準 |
技能A |
火山活動と地震について調べたことをまとめて、発表することができる。 |
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知識@ |
火山活動と地震は、大地を大きく変化させ、人々の生活に大きな影響を与えることが分かる? |
学習(まとめ)のポイント |
○ |
大地を変化させる火山活動と地震のエネルギーはとても大きなものである。 |
○ |
火山の噴火と地震は、大地を変化させたり、人々の生活に大きな影響を与えたりする。 |
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○ |
事前に発表のしかたを確認し、聞くときの目当ても意識させる。 |
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○ |
発表や話し合いを通して、火山活動や地震による変化や災害について認識を深めさせる。 |
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防災マップ(ハザードマップ)とは、大規模地震や河川のはんらん、火山の噴火などの自然災害が発生した場合に、住民が自主的かつ迅速に避難するために必要な情報を、避難場所や避難路、危険地域に医療機関の場所などのように地図上に分かりやすく加工して示したものです。 |
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防災マップの目的は、住民に地域の防災に関する正しい知識や情報を提供することで、住民の防災意識を向上させ、災害時に向けた事前の備えを取るよう働きかけることです。災害時に必要な情報が1枚の地図にまとめられているので、視覚的に理解しやすいという長所があります。 |
兵庫県地域の風水害対策情報 http://www.hazardmap.pref.hyogo.jp/hazmap/top.htm |
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